だから、甘くて苦いのさ。


今の時期・・・バレンタインの時期になると思い起こされる、チョコレートがキッカケの、甘くて苦い“想い出”の話・・・。


今ならもう普通に話せると思うので、少しだけ話してみようかな。












あれは・・・・・もう2年も前になるのかな。
かつてのバイト先(スーパー)で出会った、1人の元気なaiko似の女の子。



気になってはいたものの、部署が違うため、裏口で作業している時や退勤時に挨拶を交わしたりすれ違う時に少しおどけたりする程度で、大して思いいれはしていなかった。


・・・何より、ずっと年下だと思っていたし。






2月10日

俺がその店を去る4日前にして、バレンタイン直前で売り場が慌しかった夜。

そろそろ片付けて帰ろうかという時間、早めに仕事を終えて帰ったはずのそのコが目の前に現れた。



いつものように普遍的な挨拶をして済まそうと思っていたら、サラッとひと言。


「終わったら、ココに連絡して♪」


そう言って、小さなメモを手渡してきた。






(・・・はい?)




パニック。

急に、それもドラマみたいなノリでこんなモノ(アドレスが書いてあるメモ)を渡されたから。


とりあえず何事かと思って、連絡してみることに・・・。





数分後、駐車場の裏に呼び出された。


「もうすぐ辞めるって聞いたから、早めに渡そうと思って。」


そういって差し出された、可愛い包装のされた、手作りのチョコレート。

(どうやら“本命”ってヤツだったらしい。)




手作りチョコ』ってのは過去にも戴いたことがあったけれど、気持ちがこもっているものは格段に美味しく感じたのを覚えている。







それからすぐに店を辞めて実家に戻ったため、会う機会は減ったものの、こまめに連絡を取るようになった。その時になって初めて、同い年だって知ってビックリした。



あ、そういや1回、ららぽーとでデートしたっけな。
すっかり忘れてた。






当時、どんな会話をしていたのか今はもう忘れてしまったけれど、ウキウキしていたな、あの頃は。













そんな遠距離状態がしばらく続いたあと、ホワイトデーのお返しに、とデートに誘った。

というか、1ヶ月かけて選び抜いたお返しのプレゼントを渡したかったから。







3月10日

・・・あの頃は何も知らなかったし、その場しのぎばかりだった。




デートの舞台に選んだのは品川

行かれたことのある方はご存知かと思いますが、あそこはどう見てもビジネス街。





場所を変えればよかったのに、なぜかただ無計画に線路沿いをブラブラと歩き回っていた。

思い出すたびに、『なんてツマラナイ場所を選んだんだろうなぁ』って思う。





その日のデートのうちに、“好き”ってひと言を言おうと思ってた。







でも結局、最後まで想いを伝えてあげられなかった。

抱きしめることもキスすることも、手を繋いであげることすらもしてあげられなかった。





何かのアクションを求められていたコトに気付いていながらも、踏み出せずにいた。




・・・・・臆病だったんだ。
ずっとずっと、声もかけられなかったのは、ただ臆病だったからなんだ。






その後は、何となく連絡もしなくなって、自然消滅ってヤツになっちゃった。










いつしか、その日の出来事がトラウマになっていた。

それを振り払おうとして無茶したのが、つい最近の出来事。
トラウマはバッチリ解消できたのになァ・・・へへへ。













この時期、思い出すのはいつも、甘い手作りチョコの味と苦い後悔の記憶・・・。



もういいかな?忘れてしまっていいかな?

まだ臆病だけど、あの頃よりは積極的になれたからさ。













さて、と。

来年のこの時期は、何を思うんだろうな?


まぁ、仕事してんだろな。










もう何の躊躇いも迷いもないのさ。


照れも羞恥心もない。





あのときの経験があったから、今は少し変われたんだ。

まだまだだけど、さ。





















・・・・・・・あ~、今日の回想日記、長ッ!!

書きながら、色々思い出したよ。


突然こんな過去の話を書きたくなったのは、何となくスッキリさせときたかったのかもね。
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by tito0522 | 2006-02-19 01:07 | 支店長謹製:色恋沙汰
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